2017.07.08-09 空木岳/初級登山講習会
- 2017/07/12(Wed) -
第四回の初級登山講習会が中央アルプス 空木岳(うつぎだけ)で1泊2日で実施しました。

空木岳は標高2863m 百名山です。

【講習内容】
パッキング、読図、共同生活、夜間歩行、雪渓の歩き方

【日程】2017年7月8日(土)~9日(日) 前夜発
【行程】21:00森ノ宮駅集合→中央道駒ヶ根IC→1:00光前寺周辺の適所にて仮眠
 
7/8(土)5:20車両移動→池山林道終点駐車場⇒6:40池山尾根登山口⇒7:45鷹打場⇒8:40池山小屋水場9:00⇒9:40マセナギ10:20⇒12:00ヨナ沢の頭近く12:30⇒13:10分岐⇒13:40空木平避難小屋→15:00宴会→19:00就寝

 7/9(日)3:00起床→3:30避難小屋発⇒4:30空木岳(2864m)5:20⇒5:55避難小屋着7:00⇒8:10
迷い尾根分岐⇒9:00マセナギ⇒9:35池山小屋水場⇒10:50池山尾根登山口→入浴・食事・帰阪
【参加者】8名

【記録】今年の初級登山講習の最後は、空木岳(うつぎだけ)は中央アルプス(木曽山脈)のほぼ中央に位置する秀峰で、日本百名山にも選定されている標高2,864mの山の池山尾根ルートの登山。
 旧林道終点までは林道の崩落によって車が入らないため、進入禁止前の駐車場に車を停めようと向かうと、なんと満車。空木岳は実はかなり人気がある山?天気が雨予報から良くなったから?日帰りの人が多いのかな?など想像し、林道の脇の空きを見つけて停める。
500mほど林道を戻った所にある登山口から出発。初級講習として新人(4人)が交代で1番前を歩くように指示がある。
登り始めると旧林道終点に合流した。次の分岐タカウチ場で野生動物観察棟にも寄ってみる。分岐を左に進むと池山小屋近くの水場へ。水量が多くとても冷たい水だったので、飲んだり、顔を洗ったり、頭からかぶったり。
ここで上部で最終的には合流する分岐があり、どちらも同距離・同時間と書かれているが左を選ぶ。緩い登りに新緑が美しい。花もたくさん咲いている。花の名前をたくさん教えてもらうが、なかなか私の脳には留まらないのが残念。
池山尾根には滑落・転倒事故が多発している難所がある。その名も大地獄。その辺りのみ階段や鎖が現れる。高度感もなく特に難しさはないが、緩やかな歩きやすい道から突然急な階段を連続で登るのは地獄のようだと思えてしまうのかも?
大地獄や小地獄の区切りは明確には分からなかったが、迷い尾根との分岐に到着。「迷い尾根」なので気づいたらその尾根に乗ってしまっているのでは!?と細心の注意を払っていたのに、明確な分岐に立入禁止のロープが張ってあり、分かりやすすぎる!
また道はなだらかに戻り、尾根道と空木平避難小屋への分岐を経て、避難小屋に到着。
本日の天候は午前中は晴れていたが、午後から予報通り霧に覆われ始めたので、登頂は明日にすることにして、少しゆっくりしてから宴会に入る。本日の小屋泊は私たち以外に4人いた。避難小屋の泊まりはテントより空間が広いので快適だけど、テントの方が温かい。

翌朝3:00起床で暗い中、頂上を目指す。夜間歩行は回数を重ねててきて怖さも減り、少しは慣れてきたけど、空木平避難小屋からのルートは雪渓があるせいか少し分かりにくく、注意をしないと外れてしまう。前日の明るいうちの偵察は必須だと思った。
頂上で日の出を見る。太陽と反対の雲に山の影も見えた。日の出前後の景色の移り変わりをのんびりと頂上で見て過ごすのは、とても有意義な時間だった。
アイゼンは持参していたが、雪渓では結果的に使用しなかった。
空木平避難小屋に戻り、朝食を取って帰り支度をする。
下りは特に難所もないが、単調な緩い下りが長くて気持ちがダレてしまったけど、みな無事に下山。

今年も夏山が始まりました。
今回はこの夏始めての登山になる人が多かったので、暑さや、長時間の歩行に、体が慣れるまでしんどいので、ゆっくりめ山行となる。何年続けても毎年同じ段階を踏んでいくのだろう。
今年の初回講習は全て受講しました。ご指導ありがとうございました。

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2017.05.21 第三回初級登山講習会
- 2017/05/24(Wed) -
第三回、初級登山講習会が六甲周辺で行われました。
参加者8名

シュリンゲでシットハーネス、チェストハーネスを作る。
三角巾で腕の固定、足の固定
A懸垂岩にて確保練習と懸垂下降
キャスルウォール、ブラックフェースでは各自の課題別にマルチピッチを体験しました。

s-2017.05.21 キャスルウォール 015
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2017年度 第二回初級登山講習会
- 2017/05/13(Sat) -
第二回 5/7 六甲山 御影駅集合 西山谷~保塁岩
沢筋の歩き方・アルパインクライミング

参加者 計7名
各セクション生徒達が地図を見ながら先行します。駅から登山口まで住宅地を歩きます。
西山谷にて遡行図の見方、堰堤では右岸、左岸と巻いていきます。登山靴のフリクションの確認、沢筋の歩き方
ハーケンの打ち方、抜き方、登れる滝はフィクスロープを使い登りました。

保塁岩では東稜で登山靴での登攀練習、急な岩稜ではみなさん大変そうでしたが天気に恵まれいい講習会となりました。

西山大滝にて
s-2017.05.07 西山谷 017
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2016.08.27
- 2016/08/28(Sun) -
2016年度 初級登山講習会最後の実技である1泊2日の槍ヶ岳山行は雨天の為に中止となりました。
現地上高地まで行きましたが 北にある低気圧と台風10号の影響で続行は不可と判断し残念ながら帰阪となりました。
卒業山行であるにも関わらずとても残念な結果になり関係者共々臨機応変な対応が出来ず申し訳なく思っております。

河童橋にて記念撮影のみで終わってしまいました。 参加者8名

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2016.07.09-10 初級登山講習会/蝶~常念岳
- 2016/07/18(Mon) -
蝶ヶ岳より穂高連峰に仰ぐ天の川
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満天の星空と槍ヶ岳遠望
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山行報告書 第4回初級登山者講習会 高山歩きの技術習得(北アルプス蝶ヶ岳~常念岳縦走) 

山行期間:2016年7月9日~10日(前夜発)
メンバー10名

7月8日(金):21時大阪発、その時点で長野県の天候は雨天が確定的で行先を協議を行い、7月10日には天候が回復するだろうと見立てを行い、予定通り蝶ヶ岳から常念岳への縦走を行うと決定する。その際、私は初めての高所登山で悪天候のコンディションだと疲労が増えて高山病などのリスクが高まり、パーティーに迷惑をかけてしまうのではないかと不安に感じた。

7月9日(土):道中パーキングエリアで休憩を挟みつつ、道の駅アルプス安曇野ほりがねの里に2時43分着、その駐車場で仮眠し3時頃就寝、6時30分起床。少し横になった事で熟睡でき疲れをとることができた。
朝食、と装備の準備を行った後7時30分に道の駅を後にした、その後三股に向かう、少し道に迷いつつ8時30分頃三股に到着し8時40分に出発した。その時点で雨がある程度降っており早く止むように祈った。9時30分ゴジラの木に到着。
10時30分に昼食(行動食)をとった、まだ雨天でその頃からレインコートの中は汗か雨かわからないもので水浸しになっていて、5分程度でも動かずにいると体が冷えてきた。
その後、標高2500Mあたりから低酸素濃度からだと想定されるが、息苦しくなってきた高山病をさけるため事前に学習してきた酸素を効率よく取り込むための呼吸法を徹底し、また、先輩方から教わったゆっくり歩行することも意識した。
14時15分蝶ヶ岳ヒュッテ到着、出発してから約5時間30分雨に打たれつづけレインコートも下着もびしょびしょ、また標高2500m以上で気温も低くすぐに体が冷えてくる、低体温症のリスクが大きくなりつつあった。テント場に素早くテントを設営し中でストーブで体を温める、びしょびしょの装備のおかげでテント内に水溜りができた。肌着までびしょ濡れのためストーブを使ってもなかなか体が温まらず震えた、今後は雨の山行が予想される際はタオルを多めに用意し予備の肌着も用意すべきだと感じた。
15時30分夕食開始、献立は野菜たっぷりのリゾットと餃子の皮で作ったピザ、その他色々。どれも美味で冷え切り疲れ果てた体には幸せに感じた、しかしながら夕食中私は高山病と推測される症状により寝込んでしまいメンバーには迷惑をかけてしまい申し訳なく感じる。寝込んでいる際明日の常念岳への縦走計画に支障をきたさないか非常に心配になった。幸い持参していた頭痛薬などの服用し症状が緩和されたあと山小屋へウインドウショッピングへ向かったがその際手持ちの防寒着(ライトシェル)のみでは非常に寒く感じた、3000m級といえども夏山がここまで冷え込むものとは思いもしなかった、次回からは夏山でも油断せずダウンジャケットを持参するよう心がける。
19時00分就寝、私は3シーズン用のシュラフを持参していたが予想以上に夜は冷え込み幾度となく途中で目を覚ました。ここでも防寒対策のずさんさが浮き彫りになってしまった。

7月10日2時00分起床、出発準備を行おうとヘッドランプを探していると整理整頓が悪く中々見つからない、片づけを進めていると見つけることが出来た。次回の山行からはスタッフバックなどを追加準備し装備を体系的に管理できるように改善しようと思う。その後、テント内で朝食をとる、メニューはパン、ツナマヨ、チーズとコーヒーである。
4時00分出発、天候は昨日の地獄のような雨天とは違い晴天で眼下には雲海が無限に広がっているまるで天国にいるようであってカタルシスを得た。蝶槍へ稜線歩きで向かうのだが右手には雲海、左手には槍ヶ岳や北アルプスの山々、まさに両手に花だと感じた。その時の体験で私は言語では表現できないほどの精神的糧を得たと感じる。
4時50分蝶槍到着、ほぼ同時頃にご来光を見ることが出来記念撮影した。その後常念岳への道は複数のピークを越える必要があった、2500m以上の標高の場所でのアップダウンで常に高山向けの呼吸を行わないと即座に息苦しくなった。また、道中で多数の珍しそうな高山植物に出会った。いよいよ常念岳に近づくと岩稜帯が現れた、私のホームコースの大阪の低山ではまずお目にかかれない、慣れない岩稜の歩行と低酸素および激しい直射日光によって体力が削られた。
また、ルートが非常にわかりずらく岩に描かれたペンキも劣化して見落としやすくなっていた、しばしばルートをはずれバリエーション的な道を行くはめになる側面もあった。
9時00分常念岳標高2857m登頂、私の人生の中で最も高い場所へ到達した、2週間前の稲村ケ岳の1726mの際も最高峰であったが、今回1000m以上更新した。ここまで辿り着くのに本当に大変な道のりであった一日目は5時間以上容赦なく雨に打たれ高山病で寝込み、2日目は幾度となく続くアップダウンおよび初めての長時間の岩稜帯歩き。困難な状況であったが今まで感じたことのないような達成感を得た、ただ単に綺麗な景色を眺めるや健康目的の登山ではなく私の心の足りない部分を埋め合わされるような人格的成長を感じた。
9時20分下山開始、すぐにガレ場が現れた、常念岳への道のりでかなり疲弊していた私は激しい直射日光を受けフラフラになってしまった、それに加え前常念岳からの下りは岩稜かつ等高線の幅が狭く困難を極めた。なんとか先輩方にサポートしていただき通過することができた、本当にありがたく感じる。森林限界を終え樹林帯へ入ると日陰が多くなり少し楽になりしばらくはペースを上げることが出来岩稜帯での遅れを取り戻せるのではないかと期待した、しかし三股への道のりはあまりにも長く歩いても歩いても終わりが見えない、また昨日の雨でぬかるんだ登山道や非常に滑りやすい濡れた木の幹が無慈悲に我々を襲った。私は膝が痛み出し足が上がらなくなりストックもうまく突けなくなったまた、ザックが肩に食い込み痛みつま先にひどい痛みも感じた。まるでゾンビのように歩き続け予定時間より約30分遅れた14時30分に三股に到着した。
15時20分下山後、車でホリデー湯という温泉に入浴、顔は塩と油と汗で無残な状況であったが綺麗に流せてすっきりした。
18時00分恵那峡サービスエリアにて食事および会計。私はビフテキカレーを食べた、おいしかった。
22時15帰阪。

総評
今回の山行は今まで初級者講習の内容で学んだことを総合的に発揮する場所であったと考える、
六甲山で学んだ3点支持および岩場の通過方法、稲村ケ岳で学んだテント泊装備および生活技術。今回の山行ではそれらの山行での経験を大いに活かせることができた(特にテント泊の際の不足装備拡充)しかし、3000m級の夏山特有の課題も見いだせることができた(耐寒装備など)次回参加する槍ヶ岳では今回の得た課題に取り組み同じ過ちを犯さないようにしようと思う。
また、体力不足も感じたため槍ヶ岳までに近郊の低山にて毎週歩荷トレーニングを行うこととする。

皆さま本当にありがとうございました、これからもよろしくお願いします。
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