08/18 八ヶ岳/中山尾根登攀
参加者2名

18日の朝6時に大阪を出発、いざ八ヶ岳へ。13時30分に美濃戸着。
15時30分に行者小屋着。ハイシーズンのため既にテントの花ができていたが、森に囲まれた小さなスペースを見つけテントの設営。設営が終わると、雷雨がひとときザッと降った。食後に、明日の天気予報の確認のために携帯電波を拾いがてら、明朝アタック予定の中山尾根取り付き口まで視察。大同心と小同心の静かなシルエットが林縁から見えた。予報は良好。
19日は3時半起床、予報どおり星空。4時半発。中山乗越から尾根に入る。踏み跡は明瞭ではないが、扇状に末広がりな尾根の要の部分に下部岸壁があるので、尾根を忠実にたどればたどり着ける。下部岸壁取り付きに5時50分到着。取り付きの少し手前でクライミングシューズ、登攀具を装着。
1ピッチ目は「右に少し下がって凹角を左上する」のがセオリーであるが、正面のフェースはペツルのピンが連打されているし、凹凸が豊富に見えるので、直登してから凹角に入ることに決定。しかし、実際にフェースの登攀を始めると、予想以上にかぶり気味でバランスを要した。凹角に入るとチョックストン状に飛び出した岩があり、岩を右に回りこむ容易そうなルートに進んでしまった。しかし本来のルートは左で、Oさんから戻るよう指摘があり、若干のクライムダウン。これが益々難しく、誰のとも分からぬ残置されたカムに、恐る恐る体重を預け左に回りこむルートに戻った。自らのルートミスが招いたことであるが、本ルートの核心部であった。凹角からリッヂへ左上すると明確なテラスに支点があり、ピッチを切る。
2ピッチ目は凹角を直上するルートと左の草付きを巻くルートがある。草付きは滑りそうなので、凹角を選択。「チャレンジアルパインクライミング」には「難しい凹角」とあるが、傾斜が緩いのでクライミングシューズでは容易である。凹角を越えて10mほど容易なリッヂを進み、潅木でピッチを切る。
ここからはザイルをコイルして、セオリー通りコンテで200mの歩行。冬は雪稜になる部分だ。8時に上部岸壁の取り付きに到着。
3ピッチ目は、2連続の凹角。1つ目の凹角は斜度が緩くて容易。テラスを挟み、2つ目の凹角は出口が被っているため思い切りが必要だが、幸いハーケン3本が固め打ちされているため、比較的安心。凹角を出たテラスで支点ビレー。2つ目の凹角は斜度がきついため、積雪期にアイゼンの爪先で登るのはなかなか難しそう。またOさん曰く、下の凹角もベルグラが張り付いていたら、叩き落すのに苦労するだろうとのこと。
続いて50mほどの容易な潅木・岩場帯。つるべ2ピッチでピナクル下部の取り付きに9時に到着。
ピナクルの急な岩場を直上、最後はハングしているがホールドが豊富なので、ルートを外れてお遊びでピナクル正面まで直登。先の小ピナクルにロングシュリンゲをかけて支点ビレー。
次はとさか岩を右にトラバースし、最終ピッチ取り付き点。高山帯に入って視界が開け、アルペン的な景観の中で記念撮影。凹角(というかルンゼ状)の左から取り付いて、途中のペツルのピンでランニングを取りながら巻く様に一段高いところへ上がれば、残りは緩斜面を最も高いところを目指して30m程。日ノ岳登頂!(10時半)。登頂時はガスの中であったが、久々の高山帯の香りを吸って、「また帰ってきたなぁ」と実感。山行計画に、楽しくお付き合いしてくださったOさんに感謝しつつ、地蔵尾根を下山した。

全体を通じて、ルートにピンは割合多いが、2cm以下の幅のクラックに入るカムが有効な場面が多かった(私が持参したカムは2cm以上の径のもので、クラックに入らないケースが多かった)。

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