2015.05.23-24 奥穂高岳南稜/北ア 雪稜登攀

   ★★2017年度 初級登山講習会★★

   ◎バリエーションルートの歩き方と岩登り◎

第一回 4/16 六甲山 芦屋川駅集合 道畔谷~キャスルウォール
装備・読図・三点支持・簡単な岩登り

第二回 5/7 六甲山 御影駅集合 西山谷~保塁岩
沢筋の歩き方・アルパインクライミングとは

第三回 5/21 六甲山 芦屋川駅集合 地獄谷~ブラックフェース
岩登り・マルチピッチとは 
 
第四回 6/4 行先未定
テント泊 テント設営~生活術・縦走とは

※参加条件 一般登山道を5時間以上歩ける人・一般登山用具をお持ちの方
講習会会費 無料  ヘルメット、ハーネスを持参下さい(無い方はお貸します。)

入会の有無、講習会に関係なく興味ある方は 例会にお立ち寄りください。
同時にハイキング参加も随時行っております。(体験ハイキング可能)

例会は毎月第二水曜日 19時40分より。
場所は森ノ宮のANNEX PAL法円坂  大阪市中央区法円坂1-1-35  TEL06-6943-5021
随時、縦走登山、沢登り、岩登り希望の方も募集しております。
初心者から丁寧に指導致します。まずは気軽にご相談ください。

講習会参加、入会に際しての連絡、
質問等は例会に直接お越し頂くかメールにて saffran@hotmail.co.jp 藤原、徳田までお気軽にお問い合わせ下さい。
  <会費等詳細> 入会金1000円 会費1000円/月 (入会時のみ3ヶ月前納)
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北アルプスの奥穂高岳 標高3190m。富士山、北岳に続き 日本の高峰第三位に存在しています。

その奥穂高岳南稜は今から約100年ほど前に世界に日本アルプスを紹介したウォルター・ウエストンが案内人上条嘉門次と共に登った由緒あるクラシックルートであります。上高地から入山し、岳沢小屋を経て三つの岩峰トリコニーを超えナイフリッジを登り吊り尾根に出るというルートです。穂高のど真ん中を奥穂高岳山頂まで登り詰める爽快感満点の登攀です。

しかしながら・・・積雪期の登攀は比較的簡単でありますが 下山が大変困難と言うルートで色々な下山方法がありますが私達はあえて少し難しいと思われ、また危険と言われている積雪期の吊り尾根(夏道が雪の中で稜線通しで歩く)を経て、前穂沢に下降するルートを取りました。

5/23-24 メンバー3名
5/23 上高地~岳沢小屋~南稜取り付き~トリコニーⅠ~Ⅲ峰
5/24ビバーグ地~南稜の頭~奥穂高岳山頂往復~吊り尾根~前穂高沢~岳沢小屋~上高地

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深夜の高速を走らせ、大阪から4時間30分、平湯手前で車内で仮眠を取ります。3時間睡眠後、5時30分いつもの馴染みのタクシーさんに上高地まで送ってもらいます。私達の為にわざわざ同乗者まで付けて頂き、タクシー料金は半額になりました。
大正池が出来て今年で100年だそうです。わざわざ途中で止めて貰い写真を撮りました。
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6時20分上高地出発、夏場は混雑する河童橋も今日はまばら さて頑張って歩きましよう
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先ずは岳沢小屋を目指します。途中展望が開けルートを確認。
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荷物が重い、2時間50分かかり岳沢小屋に到着 小屋付近はまだまだ雪です。(赤丸が小屋です)
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岳沢小屋で入念に準備をします。人はまばら
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10時15分 南稜に向け歩き出します。
歩き出してすぐに三つの岩峰トリコニーが迫ってきます。
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南稜の末端は藪が多く ルンゼから入っていきます。
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本来ならここから雪稜のはずだが・・・今年は雪が少なく雪のない所を歩きます。まずはシュルンドを乗越し 岩稜帯歩き。
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草付き歩き。そして脆い岩、気が抜けません
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そして、雪渓の雪壁 これの繰り返しで前に進みます。踏み跡はなく常にルートファイティングしながら歩きます。
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雪壁の傾斜はキツイ
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吊り尾根が随分近くなってきました。雪が少なく夏道がかなり出ているようです。
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時折、出てくる急斜面はロープで確保しながら登ります。
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目の前でヘリがホバリングしています。すぐ近くで事故が起きたらしい(後で調べたら重太郎新道で滑落重傷事故)との事
大事に至らなければと思います。気を引き締めて先を進めます。
ルート上に岩峰が出てきました。ピンが打ってあるのでここがルートだと確信できます。赤色のルートで登ってみます。
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更に岩峰が続いています。三人ともトリコニーⅠ峰だと思い込み登攀開始。Fさんがトップで臨みます。
こんなに難しいとか思いながら登攀ルートに苦労しなんとか完登。今思えばここが一番の核心でした。
よく見るとミスルート、トリコニーの手前の壁を登っていました。(上部の印はビバーグ地)
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難しい登攀を終え蔓延の笑みのリーダーKさん
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そうこうしている内にトリコニーⅠ峰がすぐそこに
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では、H嬢にトップで登ってもらいましょう。(初登の為 真剣にルートの先を見つめてます)
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H嬢は軽々と1Pをこなし続くTがトップ、セカンドを確保します。(標高は2800m 高感度抜群です)
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3PはリーダーのKさん
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トリコニーⅠ峰を3人で完登
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すぐにⅡ峰が迫ります。雪が少なくハイマツ帯を右から巻きます。
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Ⅱ峰を登り切りました。
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Ⅱ峰を登った所に辛うじてテントを張れる場所を見つけました。ピッケルで整地をしてすぐに設営。
時計は既に18時30分です。ここまで12時間以上の行動時間でした。
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西穂高岳に続く稜線に日が落ちる。
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5/24 4時起床、天気は最高。目の前の吊り尾根に感動する。
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早朝、雪面は固くピッケルが刺さりません。ピックを差し込みアイゼンの前爪のみで50度ほどの傾斜をダブルアックスで登ります。ここはとても緊張しました。
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右へ左へ自ら、道を定めルートファイティングは楽しくもあり難しさでもあります。
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ジャンダルムが目の前に迫ります。
こちらから見る岩塊ジャンダルムは素敵です。
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昨年歩いた 西穂~奥穂間の縦走路のシルエットも綺麗です。
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雷鳥が居ました。
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苦難を乗り越え もうすぐ南稜の頭です。後方に霞沢岳と焼岳、遠く乗鞍岳と噴煙を上げる御嶽山の大パノラマです。
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南稜の頭に着きました。
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ここから奥穂高岳まで往復します。誰も居ない奥穂高岳より北アルプス全景
槍ヶ岳や後立連峰などの名峰が手に取るように見えとても感動しました。
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笠が岳
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暫し時間の経つのが忘れます。
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一旦、南稜の頭に戻り ここから気を引き締め吊り尾根に向かいます。
夏道は出ていますが雪渓のトラバースが幾度となく出てきます。
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前穂高岳が目の前です。
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危険な個所はロープをフィックスしました。
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前穂沢を見つけ下降していきます。傾斜がキツク ロープを使い下降
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7~8回 ロープを使い下降。傾斜が少し緩んだ所でタイトロープで慎重に下降しました。
前穂沢は下に行くにつれ谷が狭くなってきます。
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前穂沢を振り返るとオブジェの様に柱状節理が素晴らしい。
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これでようやく終わりかと思いきや、雪渓が途中切れており余儀なく懸垂下降を強いられる
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シュルンドに向かっての懸垂下降は ある意味貴重な体験。
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そしてようやく最初の取り付きまで戻ってきました。
3人で歩いて来たルートを見上げ感無量。
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下山日も上高地は素敵でした。
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今回の仕事人達
① リーダー 気のいい しっかり者 とても頼りになります。
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②紅一点 癒しの姫 登攀力あります
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③撮影隊 困難な登攀でも常にカメラを回します
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以上でお送りしました。
これをご覧の皆様 私達と一緒に岩登りをしてみませんか?
一から指導します!
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Category: 雪稜登攀
Published on: Thu,  21 2015 21:22
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