2015.08.14-16 赤木沢&薬師岳 (沢登り・登頂)
- 2015/08/13(Thu) -
[日程] 2015年8月14日(金) ~ 2015年8月16日(日) *前夜発
[参加] 5名

[行程]
8月13日(木)
20:00 大阪発 → 翌00:30北陸道・尼御前SA(尼御前岬) 就寝 
8月14日(金) 4:00起床  尼御前SA 5:00 → 7:20折立(1365m) 8:20 → 10:30 三角点(1859.9m)
→ 2:15 五光岩ベンチ(2196m) 8:20 → 13:10 太郎小屋(2372.9m)13:30 → 13:55 テン場(2294m)

8月15日(土) 3:00起床 BC 04:40 → 5:00 太郎小屋 → 7:20 薬師沢小屋(1912m) 7:34 → 入渓 14:20 赤木岳付近稜線(2600m) 14:40 → 17:30 BC

8月16日(日) 3:00 起床 BC 4:10 → 05:45 薬師岳山荘(2701) 06:10 → 06:45 薬師岳(2926m) 07:30 →09:00 テント撤収 09:50 → 10:30 五光岩ベンチ → 12:20 折立

[報告]
8月13日、少々雲行きが怪しいが皆元気に大阪を出発。 北陸道の途中で仮眠をする。

8月14日未明に起床し、降り続く雨の中を折立へ向かった。
登山口付近には登山者の車がたくさん駐車されていたが、天候が悪いせいか心配していたほど混んではいなかった。 キャンプ場の自炊場で共同装備を分けながらしばし雨宿り。 小雨になったタイミングで登山を開始した。
しばらくは急な樹林帯の登りが続く。 テント泊装備と沢装備の詰まったザックを担いでの登りは暑くて仕方ないが、晴れていたら更に辛い登りとなっただろうと内心ほっとした。
樹林帯を抜けると、霧で眺望は良くないが広い草原地帯へ出た。
緩やかになった登山道脇にはたくさんのイワショウブ、広がる熊笹の所々にニッコウキスゲの群生が見られた。
今回は同山域で行動中のSパーティーと一時間毎に無線交信をする予定だったが天候が悪いためか電波を拾えずにいた。稜線に出てからは富山市内の無線局からのCQが頻繁に聞こえた。
太郎小屋まで残すところ小一時間、正午の交信でFさんからの呼び掛けを受信。 皆で喜んで応答してみたが、こちらからの発射電波は届かない様子だった。
その後、太郎小屋、テン場でも定期的に呼び掛けてみるが、一度も交信できなかった。
テン場に到着するとすっかり雨が止んだので、外でのんびり夕食を摂った。 夜には満天の星空が現れ、翌日は沢日和になりそうだと期待を胸に午後7時就寝。
8月15日午前3時起床。 沢装備、ビバーク装備、行動食を用意して出発。担いでみると以外に重い。太郎兵衛平を登り返し小屋を過ぎると、薬師沢小屋を目指して標高460mを一気に下る。
登山道沿いにはチングルマ、ハクサンイチゲ、ウサギギグなどの花畑が広がる。第一徒渉点を過ぎてからは、トリカブト、シシウド、キヌガサソウ、クロウスゴなど色とりどりの植物とともに、シラビソの樹液の良い薫りが漂い、短い北アルプスの夏の風景を五感で満喫することができた。
東の水晶~赤牛岳の稜線から朝日が差し、暑さを感じはじめると間もなく薬師沢小屋到着。
黒部川沿いのテラスで装備を整え、小屋の脇のはしごを下り赤木沢へ向かった。
暫くは黒部川本流のゴーロ歩きと徒渉が続く。 この奥ノ廊下から上ノ廊下、黒部ダムを経て下ノ廊下、やがて富山湾へ注ぎ出す長大な流れの源流部だと思うとワクワクした。
昨日の雨の影響でやや増水しているのか、徒渉の際はバランスを保つのにやや苦労した。ところどころKさんの手を借りて女子3人手を繋いで渡る。徒渉のコツは重心を低くすると教わった。
ベテランのKさんは、勝手知った我が庭のように、流れを見極め徒渉を繰り返し進んで行かれる。 沢ガールのHさんは終始大喜び、同期で一番沢歴のあるUさんは躊躇なく快調に歩を進めるが、唯一カナヅチの私はこの黒部川本流がどうも怖く一番の核心となった。
やがて水流の激しい滝が現れ、左岸を巻き終えると赤木沢出合。 本流正面の見事な滝の前で記念撮影をして、左岸をヘツリ赤木沢へ入渓。
ここから先は噂に違わぬ申し分のないエメラルドグリーンの美しい世界だった。
2段10m滝、ナメ滝、階段滝と形状を変えて美瀑が続く。天気が良いので花崗岩のナメが光の反射板となり、周り沢の流れがキラキラ輝き、通り過ぎるのが惜しい気がしてならい。 Kさんは、連続する滝の敢えて難しいルートを選び、攀じることを満喫されていた(笑)。
2段40mの大滝の前で昼食をとり、Kさん指導のもと左岸を慎重に巻戻ると、沢筋がだんだん細くなっていった。なおも美しい小滝の登りをこなし、二俣を右に、出きるだけ北ノ俣岳方面に向かうよう次の枝沢も右にKさんが地形図を見ながら好ルートをチョイス下さった。沢の源流の先50mほどのガレ場を抜けると見事なお花畑の快適な詰めで遡行終了。長いようであっという間の沢旅であった。リンドウの咲く縦走路で沢装備を解き、一路テン場へ向かう。
北ノ俣岳、太郎山への登山道はお花畑や点在する池塘など変化に富んでいて全く飽きることがない。
これまでの山行で、お花畑を見たことのなかった私は、嬉しいあまりどこまでも歩き続けられそうなほど足取りが軽く感じられた。 13時間も行動したとは思えないくらい、時間の早く過ぎた一日だった。
テン場に戻った後、暮れる空を眺めながら外で夕食を囲みお喋りに花が咲いた。午後8時就寝。
8月16日も午前3時起床。 暗い沢沿いの樹林帯をヘッドライトを点けて登り出す。薬師岳への登山道は昨日までと一変し、立山と同じ礫岩の地層となっていた。
薬師平に来ると、槍ヶ岳か西穂高岳が赤く染まり出し、立ち止まってつかぬまのモルゲンロートを鑑賞した。足元のチングルマの綿毛がより一層赤みを増し可憐だった。
薬師岳山荘から一層急な登りとなったが、向かう先の空は高く青く澄んでいて少し秋の訪れを感じた。涼しいのも手伝いどこまでも登れる気がして
一気に登頂。前日の沢登りとはまた違った爽快感で楽しかった。 薬師岳は、剱岳、立山から続く立山連峰の主要峰のひとつで、山頂に薬師如来を祀る信仰の山。立派な祠があったので、無事登頂のお礼とこれからの下山の安全祈願をした。
青空の下、山頂でゆっくり休憩し、来た道を下りテン場へ戻る。2日お世話になったテン場に分かれを告げ、折立へ向かって下山開始。
往路は霧で見えなかった有峰ダムが一望できて新鮮だった。いくつかのアップダウンを繰り返し、午後12時半折立着。温泉で汗を流し帰阪。

今回の山行で、当たり前のことであるが、山とは尾根と谷で形成されているということを、自らの足で実感。
また、折立~太郎山周辺の堆積岩、赤木沢周辺の船津花崗岩、薬師平~薬師岳周辺のデイサイトと顕著に異なる地質が複雑に入組んだ山へ来たのは恐らく初めてで、とても興味深く歩くことができた。 時間があればこの山域の誕生について調べてみたいと思う。 

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