2016.07.09-10 初級登山講習会/蝶~常念岳

   ★★2017年度 初級登山講習会★★

   ◎バリエーションルートの歩き方と岩登り◎

第一回 4/16 六甲山 芦屋川駅集合 道畔谷~キャスルウォール
装備・読図・三点支持・簡単な岩登り

第二回 5/7 六甲山 御影駅集合 西山谷~保塁岩
沢筋の歩き方・アルパインクライミングとは

第三回 5/21 六甲山 芦屋川駅集合 地獄谷~ブラックフェース
岩登り・マルチピッチとは 
 
第四回 6/4 行先未定
テント泊 テント設営~生活術・縦走とは

※参加条件 一般登山道を5時間以上歩ける人・一般登山用具をお持ちの方
講習会会費 無料  ヘルメット、ハーネスを持参下さい(無い方はお貸します。)

入会の有無、講習会に関係なく興味ある方は 例会にお立ち寄りください。
同時にハイキング参加も随時行っております。(体験ハイキング可能)

例会は毎月第二水曜日 19時40分より。
場所は森ノ宮のANNEX PAL法円坂  大阪市中央区法円坂1-1-35  TEL06-6943-5021
随時、縦走登山、沢登り、岩登り希望の方も募集しております。
初心者から丁寧に指導致します。まずは気軽にご相談ください。

講習会参加、入会に際しての連絡、
質問等は例会に直接お越し頂くかメールにて saffran@hotmail.co.jp 藤原、徳田までお気軽にお問い合わせ下さい。
  <会費等詳細> 入会金1000円 会費1000円/月 (入会時のみ3ヶ月前納)
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蝶ヶ岳より穂高連峰に仰ぐ天の川
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満天の星空と槍ヶ岳遠望
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山行報告書 第4回初級登山者講習会 高山歩きの技術習得(北アルプス蝶ヶ岳~常念岳縦走) 

山行期間:2016年7月9日~10日(前夜発)
メンバー10名

7月8日(金):21時大阪発、その時点で長野県の天候は雨天が確定的で行先を協議を行い、7月10日には天候が回復するだろうと見立てを行い、予定通り蝶ヶ岳から常念岳への縦走を行うと決定する。その際、私は初めての高所登山で悪天候のコンディションだと疲労が増えて高山病などのリスクが高まり、パーティーに迷惑をかけてしまうのではないかと不安に感じた。

7月9日(土):道中パーキングエリアで休憩を挟みつつ、道の駅アルプス安曇野ほりがねの里に2時43分着、その駐車場で仮眠し3時頃就寝、6時30分起床。少し横になった事で熟睡でき疲れをとることができた。
朝食、と装備の準備を行った後7時30分に道の駅を後にした、その後三股に向かう、少し道に迷いつつ8時30分頃三股に到着し8時40分に出発した。その時点で雨がある程度降っており早く止むように祈った。9時30分ゴジラの木に到着。
10時30分に昼食(行動食)をとった、まだ雨天でその頃からレインコートの中は汗か雨かわからないもので水浸しになっていて、5分程度でも動かずにいると体が冷えてきた。
その後、標高2500Mあたりから低酸素濃度からだと想定されるが、息苦しくなってきた高山病をさけるため事前に学習してきた酸素を効率よく取り込むための呼吸法を徹底し、また、先輩方から教わったゆっくり歩行することも意識した。
14時15分蝶ヶ岳ヒュッテ到着、出発してから約5時間30分雨に打たれつづけレインコートも下着もびしょびしょ、また標高2500m以上で気温も低くすぐに体が冷えてくる、低体温症のリスクが大きくなりつつあった。テント場に素早くテントを設営し中でストーブで体を温める、びしょびしょの装備のおかげでテント内に水溜りができた。肌着までびしょ濡れのためストーブを使ってもなかなか体が温まらず震えた、今後は雨の山行が予想される際はタオルを多めに用意し予備の肌着も用意すべきだと感じた。
15時30分夕食開始、献立は野菜たっぷりのリゾットと餃子の皮で作ったピザ、その他色々。どれも美味で冷え切り疲れ果てた体には幸せに感じた、しかしながら夕食中私は高山病と推測される症状により寝込んでしまいメンバーには迷惑をかけてしまい申し訳なく感じる。寝込んでいる際明日の常念岳への縦走計画に支障をきたさないか非常に心配になった。幸い持参していた頭痛薬などの服用し症状が緩和されたあと山小屋へウインドウショッピングへ向かったがその際手持ちの防寒着(ライトシェル)のみでは非常に寒く感じた、3000m級といえども夏山がここまで冷え込むものとは思いもしなかった、次回からは夏山でも油断せずダウンジャケットを持参するよう心がける。
19時00分就寝、私は3シーズン用のシュラフを持参していたが予想以上に夜は冷え込み幾度となく途中で目を覚ました。ここでも防寒対策のずさんさが浮き彫りになってしまった。

7月10日2時00分起床、出発準備を行おうとヘッドランプを探していると整理整頓が悪く中々見つからない、片づけを進めていると見つけることが出来た。次回の山行からはスタッフバックなどを追加準備し装備を体系的に管理できるように改善しようと思う。その後、テント内で朝食をとる、メニューはパン、ツナマヨ、チーズとコーヒーである。
4時00分出発、天候は昨日の地獄のような雨天とは違い晴天で眼下には雲海が無限に広がっているまるで天国にいるようであってカタルシスを得た。蝶槍へ稜線歩きで向かうのだが右手には雲海、左手には槍ヶ岳や北アルプスの山々、まさに両手に花だと感じた。その時の体験で私は言語では表現できないほどの精神的糧を得たと感じる。
4時50分蝶槍到着、ほぼ同時頃にご来光を見ることが出来記念撮影した。その後常念岳への道は複数のピークを越える必要があった、2500m以上の標高の場所でのアップダウンで常に高山向けの呼吸を行わないと即座に息苦しくなった。また、道中で多数の珍しそうな高山植物に出会った。いよいよ常念岳に近づくと岩稜帯が現れた、私のホームコースの大阪の低山ではまずお目にかかれない、慣れない岩稜の歩行と低酸素および激しい直射日光によって体力が削られた。
また、ルートが非常にわかりずらく岩に描かれたペンキも劣化して見落としやすくなっていた、しばしばルートをはずれバリエーション的な道を行くはめになる側面もあった。
9時00分常念岳標高2857m登頂、私の人生の中で最も高い場所へ到達した、2週間前の稲村ケ岳の1726mの際も最高峰であったが、今回1000m以上更新した。ここまで辿り着くのに本当に大変な道のりであった一日目は5時間以上容赦なく雨に打たれ高山病で寝込み、2日目は幾度となく続くアップダウンおよび初めての長時間の岩稜帯歩き。困難な状況であったが今まで感じたことのないような達成感を得た、ただ単に綺麗な景色を眺めるや健康目的の登山ではなく私の心の足りない部分を埋め合わされるような人格的成長を感じた。
9時20分下山開始、すぐにガレ場が現れた、常念岳への道のりでかなり疲弊していた私は激しい直射日光を受けフラフラになってしまった、それに加え前常念岳からの下りは岩稜かつ等高線の幅が狭く困難を極めた。なんとか先輩方にサポートしていただき通過することができた、本当にありがたく感じる。森林限界を終え樹林帯へ入ると日陰が多くなり少し楽になりしばらくはペースを上げることが出来岩稜帯での遅れを取り戻せるのではないかと期待した、しかし三股への道のりはあまりにも長く歩いても歩いても終わりが見えない、また昨日の雨でぬかるんだ登山道や非常に滑りやすい濡れた木の幹が無慈悲に我々を襲った。私は膝が痛み出し足が上がらなくなりストックもうまく突けなくなったまた、ザックが肩に食い込み痛みつま先にひどい痛みも感じた。まるでゾンビのように歩き続け予定時間より約30分遅れた14時30分に三股に到着した。
15時20分下山後、車でホリデー湯という温泉に入浴、顔は塩と油と汗で無残な状況であったが綺麗に流せてすっきりした。
18時00分恵那峡サービスエリアにて食事および会計。私はビフテキカレーを食べた、おいしかった。
22時15帰阪。

総評
今回の山行は今まで初級者講習の内容で学んだことを総合的に発揮する場所であったと考える、
六甲山で学んだ3点支持および岩場の通過方法、稲村ケ岳で学んだテント泊装備および生活技術。今回の山行ではそれらの山行での経験を大いに活かせることができた(特にテント泊の際の不足装備拡充)しかし、3000m級の夏山特有の課題も見いだせることができた(耐寒装備など)次回参加する槍ヶ岳では今回の得た課題に取り組み同じ過ちを犯さないようにしようと思う。
また、体力不足も感じたため槍ヶ岳までに近郊の低山にて毎週歩荷トレーニングを行うこととする。

皆さま本当にありがとうございました、これからもよろしくお願いします。
Category: 初級講習会
Published on: Mon,  18 2016 00:01
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