2016.07.17-18 中央アルプス与田切川・アズキ沢/沢登り
平成28年7月17(日)~18日(月)前夜発/中央アルプス与田切川・アズキ沢                         
 参加者 4名
 
今回のポイント
①アズキ沢の大きな3つの連瀑帯
②強烈なハイマツ帯の藪こぎ
③不明瞭な箇所が多い中小川登山道                       

今年の最初の目標であるアズキ沢。これは昨年計画されていたが、大雨で中止になったもので、今回ようやく実現した。
私にとってアルプスの沢に行くのは、休会前の平成21年10月11~12日の越百山以来、約7年ぶりことになり、とても楽しみにしていた企画。メンバーには、仕事が忙しくほとんど山行に来られなかったAさんが久しぶりの参加で、盛り上がりそうだ。

7月16日(土)20:40大阪を出発、0:20与田切川右岸林道路肩にてテント
7月17日(日) 7:00 ゲート(駐車地)出発 8:05中小川登山道入口 8:30与田切川入渓11:00アズキ沢出合14:15テント場(2120m付近)
7月18日(月) 7:00テント場発9:40稜線(2569m)10:20越百山16:10中小川登山道入口~17:00ゲート(駐車場)

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7月17日(日)曇り時々晴れのち雨
前日は、なるべく早く現地に着きたいということで、いつもの21時過ぎより早めに出発、与田切川右岸林道の路肩でテントを張る。早速ビールで乾杯。Fさんの自家栽培の採れたて枝豆をあてにビールはどんどん消費されていく。
私はいつの間にかうとうとしてしまった。就寝は1時半。テントを出ると雲の間から星が見える。ただ寝ている間、時折小雨がぱらついた。

5時45分起床。青空が広がる。テントを撤収して、車で移動。5分もたたないうちに「この先工事」の看板があり通行止めになっていた。この付近にはすでに車が2台とまっていたが、釣り目的と思われる。
装備をして出発。林道は避難小屋付近までは舗装されていていた。この小屋から与田切川が近づき、白い石のゴーロ帯と透通った水が見えるとテンションが上がってきて、いつもように「早く沢にはいりたい」気持ちでいっぱいになる。約1時間ほどで中小川登山道入口に到着。ここで沢たびに履き替え、出発。
中小川の堰堤を歩き、約5分ほど藪こきをして、与田切川に入渓。
ここにくるまでにバイクに乗った釣り目的のおじさんにあったが、入渓してからもすぐに夫婦と思われるこちらも釣りをしにきた方にお会いした。
入渓後は時間短縮のためになるべく河原を歩く。釣り人がつけたのか、赤テープがたくさんあった。朝は晴れていたが、時間が経つにつれ雲が多くなり、時々小雨がぱらつく。ただ沢登りなので、雨はまったく気にならない。白い花崗岩のゴーロが続き、約2時間半でアズキ沢に着く。ここでも釣り人に出会い「今、大きな熊を見た」と聞かされる。やや緊張しつつも登っていくが、熊が現れることはなかった。20分ほど歩くと最初の連瀑帯の入り口である3条20mの滝が出現。直登はできないので、右岸を高巻く。

笹の藪こきも伴うが、急斜面では笹に足を置くと滑りやすいので慎重に歩く。最初の連瀑帯はもうひとつ20m滝があるが、一気に巻いてしまう。
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2つめの連瀑帯も右岸から高巻き。途中で沢に降りるが、ここで10mの滝が出てくる。水の流れがはげしいのが、気になったが、なんとか登れると思い、Sさんに確保してもらい、登ることにする。ところが周りは一枚岩でビレイをとるためのハーケンを打つ場所がなく、手詰まり状態となる。また進もうにも足に水を入れると流されそうになる。
しかたなく、両手、両足を両側にある岩につけて、ふんばった状態で進もうと次の足を動かした瞬間、すべってしまった、ケガはなく、軽い打撲で済む。(下の写真の左奥の滝)b0002.jpg



この滝の右岸を巻いて、再び沢に戻る。時間は13時すぎ。そろそろテント場を探さなくてはならない。あまり詰めてしまうとテント場がなくなってしまうからだ。3つめの連瀑帯の手前の笹藪のところで笹を刈り、テント設営。しかし、傾斜になっているため、端は石を敷き詰めて、なんとか安定させる。雨がやまず、テントの中で宴会。着物は、上から下まで濡れているが、熱燗と焼酎を回し飲み、体が温まるとビール。これがまた旨い。焼きそばにチジミ、Fさんの採れたて野菜も次々に料理されて出てくる。至福の時間だ。酒はどんどん飲み干され、すっかり出来上がってしまい、眠りに落ちてしまった。明日は3時起きなので、早く寝る予定が、結局21時になった。

7月18日(月)快晴のち晴れ
起床は、寝過してしまい4時30分となった。
昨夜は時間がたつにつれ、雨もやみ、今朝は快晴。傾斜でテントが安定しないなか、端で寝ていたSさんは、下に敷いていた石が痛く眠れなかったとのこと。私とFさんも、雨で気温が下がってやや冷え込み、眠りが浅かった。天気は快晴。まわりの景色も昨日とは打って変わり、くっきり。絶好の沢日和となり、気合いが入る。ただ昨日もみられたが、相変わらず、小バエやブヨなどの虫が飛びまわり、うっとうしい。次に登る第3の連瀑帯の滝もほとんど高巻となるが、一部直登できる所もある。ザイルは出すことなく、お助け紐で済む。
これを越えると穏やかな流れとなり、時々現れる小滝を軽快に登る。高度を上げるにつれ水も少なくなり、途中で水を汲んでおく。
水が涸れたところからはまずは、笹の藪こき、続いてハイマツ漕ぎとなる。これが、強烈で、笹のように簡単にかき分け踏み進むことが出来ず、太い枝の上にのっかかったり、またいだり、力いっぱい枝を広げて進路をつくり前進。しかし漕いでも漕いでもなかなか進まない。まわりはハイマツの海。目的の稜線は近いようで遠く感じる。先月に行った初河谷により手強いものだったハイマ
マツ帯突破には約40分費やした。これを抜けると花崗岩の砂地が広がる。南アルプスの山々は途中から見えていたが、ここからは、御嶽山が見えた。さらに稜線まで出て2569mのピークまで登ると越百山、南木曽駒ケ岳が見える。
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写真撮影をして、中小川登山道近くでザックをデポして空荷で越百山へ。7年ぶりに登り、今回も天気に恵まれたことに喜びを感じる。ただ残念なのは、ここにKさんがいないことだった。
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下りは中小川登山道を使うが、ここはほとんど使われていないようで、笹をはじめ草で覆われている箇所が何か所もあり、赤テープがたくさん付いているにも拘わらず、何度か道に迷いそうになった。さらに傾斜のきつい下りで笹に覆われて下が見えにくい所では、滑ってこけることもあった。沢たびを履いている上に、重い荷物を背負い条件的には良くない。滑る場所によっては、危ない場所もあったので、慎重に歩く。ただ、整備していないのかといえば、そんなことはなく、梯子を付け替えている場所もあった。この登山道下りには約5時間かかった。この道は整備したとしても、一般向けの登山道とはいえない。避難小屋からゲートまでは、昨日はいなかった工事業者が作業を行っていた。駐車地近くでは、早くもヒグラシの鳴き声が・・・この物哀しい声を聞くと夏の終わりを感じさせるが、でも夏はこらからが本番。帰りの車で九州から東海地方の梅雨明けが発表されたことを知った。もちろん沢もこれからが、本番だ!


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