2016.08.20 上多古川本谷、阿古滝/沢登り  

   ★★2017年度 初級登山講習会★★

   ◎バリエーションルートの歩き方と岩登り◎

第一回 4/16 六甲山 芦屋川駅集合 道畔谷~キャスルウォール
装備・読図・三点支持・簡単な岩登り

第二回 5/7 六甲山 御影駅集合 西山谷~保塁岩
沢筋の歩き方・アルパインクライミングとは

第三回 5/21 六甲山 芦屋川駅集合 地獄谷~ブラックフェース
岩登り・マルチピッチとは 
 
第四回 6/4 行先未定
テント泊 テント設営~生活術・縦走とは

※参加条件 一般登山道を5時間以上歩ける人・一般登山用具をお持ちの方
講習会会費 無料  ヘルメット、ハーネスを持参下さい(無い方はお貸します。)

入会の有無、講習会に関係なく興味ある方は 例会にお立ち寄りください。
同時にハイキング参加も随時行っております。(体験ハイキング可能)

例会は毎月第二水曜日 19時40分より。
場所は森ノ宮のANNEX PAL法円坂  大阪市中央区法円坂1-1-35  TEL06-6943-5021
随時、縦走登山、沢登り、岩登り希望の方も募集しております。
初心者から丁寧に指導致します。まずは気軽にご相談ください。

講習会参加、入会に際しての連絡、
質問等は例会に直接お越し頂くかメールにて saffran@hotmail.co.jp 藤原、徳田までお気軽にお問い合わせ下さい。
  <会費等詳細> 入会金1000円 会費1000円/月 (入会時のみ3ヶ月前納)
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平成28年8月20(土)前夜発/吉野川水系・上多古川本谷、阿古滝                         
参加者 2名   
                     
今回のポイント
①3つの見応えのある滝
②沢登りというより探検している気分
③不明瞭な箇所が多く危険な場所がある阿古滝道                       

またもやいい沢に出会うことが出来た。上多古川本谷だ!

6:00駐車地6:45茶屋谷出合7:05多古ノ滝7:20洞門ノ滝7:50幸次郎窟8:30煙突ノ滝9:50竹林院谷出合10:20六字ノ滝11:00阿古滝出合11:30阿古滝12:10阿古滝登山道15:00茶屋谷出合15:30駐車地
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前日の大阪は最高気温が、全国で1番の38.1度とうだるような暑さ。所々で雷雨があったものの、テントを張った川上村は、まわりが山に囲まれているにもかかわらず暑い。ただしこんな暑い夜は、冷えたビールが最高でたまらない。スーパーで買った枝豆とミニトマトをあてに飲む。いつもより早く0時40分就寝。

翌朝4時55分起床。昨夜に降っていた雨は止み、曇天。準備ができるとすぐに車で移動。矢納谷に至る林道の途中で駐車。
6時出発。3ケ月前に茶屋谷に入った時とはやや違うルートを行った。登りが続き、気温も高いので汗が出る。早く沢に入りたい気持ちをおさえつつ歩く。
沢に近付いた所で入渓。そこが後で茶屋谷の出合いということわかるのだが、つい最近行ったばかりなのにKさんと「あんな出合いやったかな」と言い合い、人間の記憶の曖昧さにあらためて思い知らされる。
入渓後すぐに多古の滝8mが現れる。それまでの汗は引き、滝から流れる風は天然のクーラーで、マイナスイオンを浴び暑さは一気に吹き飛ぶ。左岸をトラバースすると、43mの大滝が出現。「洞門ノ滝」だ。見る者を圧倒、すばらしい滝だ。ただすぐ横の支流にある「双龍の滝」は、名前が格好良い割に水の流れは少なく、名前負けした滝だった。
この滝も左岸をトラバースするが、「双龍の滝」のまわりは岩壁が立っており、ややまわりこんで、滝を流れる支流をまたぎ、「洞門の滝」の落ち口に下りる。踏み跡はあり、赤テープもあった。
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次にあらわれたのがS字状のゴルジュである「幸次郎窟」。
「なんとういう洞窟だ」幻想的な景色と非日常的な空間に思わず惹きつけれて、時の流れを忘れてしまいそうになる。
この幸次郎窟から核心部にはいるのだが、この窟の奥は、スラブの滝になっていて登れないため、引き返し、窟の入り口の右側を高巻き、沢に戻る。時間がたつにつれ、雲も薄くなり、陽射しも出てくる。天気が良くなると沢の景色も映える。テンションはさらに上がり、足取りも軽くなる。
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さらに進むと「煙突ノ滝」が行く手をさえぎる。あまり煙突にはみえないが、名前を付けたもの勝ちといった感じだった。
今夏の猛暑で雨が少ないため、水量は少なく、ここに至るまで岩はぬるぬるの箇所が多く滑りやすかった。「煙突の滝」前後にも滝があるが滝横を登る際、つかむ草木はあるものの、微妙なバランスが必要でやや緊張を強いられる箇所があった。沢経験少ない人と同伴する際は、ザイル、お助け紐が必要だ。
斜瀑15mのかかる「多治良淵」で1本とったあと、この滝の左岸を高巻き、小滝や大きな岩を乗り越え、40分ほどで竹林院谷の出合に着く。こちらを詰めてもよかったのだが、阿古滝を見てみたいと意見が一致したので、ここは「六字の滝」を見に行き戻ることにする。巨岩帯を登るとそこには、50mの大滝が目の前に現れる。滝幅は10mあり、まわりは岩壁でとても登れない。水は少ないが、美しい滝で、陽の照り返しでさらに素晴らしく見える。「いい沢だ。これは阿古滝も期待できそうだ」2人でそんな会話を交わしながら、本谷に戻る。
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大岩を乗り越えながら、30分ほどで、阿古滝谷出合。さらに登ると岩には苔が生え、幸次郎窟に続き、またまた幻想的な空間。今日は沢登りというより探検しているような気持ちになる。すると、岩と岩の隙間から何かが見える。「ひょっとして・・・」期待に胸を膨らませながらよく見ると赤い岩壁が見える。「間違いない。阿古滝だ!」ザックを置き、滝に近付く。残念ながら水量は少ないが見応えは十分。迫力ある岩壁に圧倒される。
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この滝はもちろん高巻き。地図を見ると滝のどちら側も崖が続いているが、右側を巻くことにする。阿古滝登山道に出るのに20分ほどと、思ったほど時間はかからなかった。時間は12時10分。「あとは登山道を下るだけ。14時までには着くだろう」と思っていたが、甘かった。阿古滝の流れる沢で1本とった後、赤や黄、ピンクのテープを目印に下山する。ところが、急にテープがなくなる。地図とGPSで位置確認しているので方向はまちがっていないのだが、急斜面で踏み跡がないところに出たりして、何度も緊張を強いられる。緊張と暑さからか、下りにもかかわらず、朝登って来た以上の汗が出る。斜面を滑り下りたりするため、沢たび、カッパはドロドロ。ようやく赤テープが見つかり、道も広く歩きやすくなり、「これで大丈夫か」と思いきや今度は道が崩壊。やむなく崩壊地をトラバースするが、ここも危なく慎重に行動。トラバースをくりかしていうちに、トラバースするには、危ない箇所になり、手詰まり状態に。場所は茶屋谷出合い付近。ここで沢へ下りることにする。付近を偵察するが、どこも崖になっていて、直接降りることは難しい。懸垂で降りることにする。30mザイルを初めて出す。岩場の途中で切るが、ここからは、直接降りることできた。そして、ようやく登山道に戻る。ここから先は茶屋谷に行った時に使った道なので、難なく行くこと出来た。結局駐車地に戻るのに約3時間半を費やした。

とてもいい沢であり、もう一度行ってみたいが、沢経験が少ない人と同伴する場合は、余裕を持ち、1泊2日は必要で、阿古滝道を安全にどう下山するか課題が残る。

私にとって、忘れられない沢となりました。
Kさんには、感謝、感謝です。ありがとうございました。


Category: ハイキング
Published on: Sun,  28 2016 19:44
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