2016.09.03 奥美濃・前谷川/沢登り
- 2016/10/16(Sun) -
平成28年9月3日(土)前夜発/奥美濃・前谷川                         
参加者5名        
                     
今回のポイント
①最初のナメは美しいが短い。滝は何ケ所もあるが、ほとんどが、ゴーロ帯で、水量は少ない沢。
②強烈な藪を覚悟していたが、ルンゼを詰めるうまいコース取りで、最小限に抑えること出来る
③行動時間約14時間におよぶ激しく厳しいものとなる。高巻きに藪こぎ、登攀、まさしく総合力と経験値が試される山行となった。 

5:50魚返り橋7:30第二堰堤8:35棚状の滝10:15ねじれの滝10:40黒壁の滝(1)11:30黒壁の滝(2)1440大日岳1540下山道の間違いに気付く1610東縦走路1700大日岳17:50水後山19:40駐車地   

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前回(7月9日)現地まで到着したものの、トラブルが発生し断念した前谷川。今回は再チャレンジだ。
北濃駅に0時前に到着。明日は12時間行程で早く寝るということになっていたが、ビールがたっぷりあり、あるとどうしても飲んでしまい、結局、1時50分就寝。
翌朝4時50分起床。片付けを済ませてすぐに出発。取り付きの魚返り橋付近に駐車。6時前に入渓することできる。橋を降りるとすぐに美しいナメが続き、我々の目を楽しませてくれる。
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ナメでは、今回が沢登り3回目のSさんがまだ、慣れていないからか何回か滑っていたが、お助け紐を出し、なんとか登る。取水口を過ぎると最初の滝15mが現れるが、左側から乗り越える。そこから再びゴルジュ帯に入り、狭いトロが出てくる。泳げばいけるのだが、誰も名乗りをあげず、あっさりと左岸を高巻きすることにする。トロを過ぎた所を懸垂で沢に降りる。ゴルジュを抜けると石で組んだ堰堤が、現れる。堰堤を越すと単調なゴーロ帯が続く。そこを30分ほど歩くとV字に切れ込んだ谷から流れる15mの滝が出てくる。ここは左岸を高巻き。脆くいやらしい所があるが慎重にルンゼを詰める。
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再び沢を降りると今度は滝10mが現れる。
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Sさん確保、Kさんトップで右側から登る。途中の岩場でハーケンを打つが、岩が脆く違う場所に打ちなおす。そこから、水の流れる場所に足を置き、体を左に移動し上がっていく。残り4人を引き上げ、通過に約30分かかる。ここで1本とる。取り付きに入ったころは快晴だったが曇り空にかわる。暑くも寒くもなくちょうどいい気温。さらに先に進むとまたゴーロ帯。水量も極端に減り、さみしい感じになる。ただ滝は続き、二条の滝を右から、二股の滝を左から登り、こなしていく。
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さらに進むとねじれ滝が現れる。
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左岸が階段状になっているので、そこを登るがスラブで滑りやすいので、お助け紐を出す。そこからバンドをトラバースするが、落口付近が、つるつるなのでここもお助け紐でクリア。ほっとしたのも束の間。次に立ちはだかったのは、黒壁状の滝。
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ここから今回の核心部。もちろん直登は出来ないので、高巻き。左から取り付き、壁際を進むが岩は濡れており脆い。途中で壁状の場所があるが、足場はずるずるで、いやらしく、乗り越すのに一苦労。SさんがSIさんにお助け紐を出してフオローする。さらに沢に戻る為にトラバースするが、ここも崖になっていて、足元は不安定、つかむものも草などで頼りない。足を滑らすか、掴む草が抜ければ、滝の下まで転落してしまう。安全確保のため、フイックスロープで抜ける。しかしこれで終わらなかった。また似たような黒壁の滝。
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ここは左のルンゼ付近から取り付くが壁状になっている。草はたくさん生えているが、しっかり掴めるものではない。また足場はやわらかい土で、うまく登らないとずるずると滑っていく。慣れないSIさんも登るのに苦労していた。ルンゼ方向に移動し、そこからトラバース。ここも崖になっているので、ハーケン打ち、フイックスロープで通過。この二つの滝を抜けるのに約1時間30分かかり、陽も射していたので、皆、汗だく。時間は12時15分。お昼にする。ここで、Uさんが持ってきてくれたブドウ、Sさんが沸かしてくれたコーヒーをおいしくいただき、ようやくホッと一息つく。ただ、まだ強烈な藪こぎが終わっていない。昼食終えて再び歩く。沢の水はさらに少なくなり、枯れている所も出始める。水がなくなると、登っていることもあり、さらに暑くなる。笹も増え始め、いよいよ藪こぎ。ピシッ、バキ、ガサという音を聞きながら、笹をかき分け、時には折りながら、前進。汗もどんどん出てくる。まわりは見えない時は、進んだ感じはしない。それでも着実に進む。
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そして先 頭を歩くSさんの「おおい、着いたぞ」の声を聞き、ホッとする。なんと突き上げた先は大日ケ岳の山頂だった。稜線に出るとばかり思っていたので、びっくり。さすがにSさんのコース取りは素晴らしい。また、藪こぎはルンゼを上手く詰めたので思っていたよりは、楽に済んだ。それでも通過するのに、約1時間30分を費やした。
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陽射しはあるものの、山頂は爽やかな風が吹いていて、秋の気配が少し漂う。つい先ほどまでの暑さは吹き飛び、爽感な気分。あとは、下山するのみ。スニーカーにはきかえて、東縦走路を行くことにする。整備されて歩きやすい道に驚きながらも、順調に進む。展望も良く山並みもしっかり見える。ただ東縦走路は藪が多く展望もないと聞いていただけに、なんとなく違和感があった。そして「ダイナランド」の看板が出た所でハテナマークがつき、一旦停止。GPSで確認したところ、全く逆の北方向に向かっていること判明。途中で東縦走路を見逃したようだ。とりあえず引き返すことに。がっくり来たのと登りが重なり、足取りはやや重くなる。ただ、落ち込んでいる場合ではない。落ちる汗をぬぐいながら、気を引き締め歩く。幸い、陽が沈むまでには約2時間半はある。東縦走路の看板の所まで戻る。看板は下りる時に見ていたのだが、まっすぐ行くものと思い込んだので、笹藪に覆われた道を見逃してしまった。暑さで喉はからから。飲料で喉の渇きを癒し、早速縦走路に。しかし藪で覆われていて、道も崩壊しているのか、それらしいものはない。このまま行き、夜になれば、タイムオーバーしてしまう。時間はかかるが、道がしっかりしているウイング ヒルズ白鳥リゾートに下りる登山道を使うことにする。
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再び大日ケ岳に登頂。Uさん、SIさんはバテテいるかと思いきや、着くと笑顔。彼女たちにとっては、ここまで困難な高巻き、藪こぎをこなしてきた上に、引き返しときびしいはず。にもかかわらず笑顔。この時は、素晴らしい2人の頑張りと笑顔に感動すら覚えた。ここからさらに驚いたのは、先頭のSさんが、足がつって、Uさんに代わってから、ペースがあがりどんどん歩く。単なる下りでなく登り返しもあり、なかなかハード。それでもペースは落ちることはない。
陽はだんだん沈み、あたりは徐々に暗くなる、予定下山時刻は18時。すでに間に合わないとわかっていたので、山頂で緊急連絡先の二人にはメールをしている。あとはケガをすることなく下りるだけ。登山口入口に着いてからは、ヘッドランプ点灯。ここまで下りにもかかわらず、暑く汗がとまらなかった。
入口より下はスキー場のゲレンデで、歩きやすい、なんとここから、Sさん、Uさんは、走りだした!皆元気だ。心配していたSIさんも疲れ気味ではあるが、必死に歩く。白鳥リゾートからは、アスファルトの自動車道を駐車地まで約30分かけて歩く。
天気は下り坂と聞いていたが、空は満天の星空。着いた時には19時30分を過ぎていた。

今回の沢登りは、またまた記憶に残るものとなった。一番の収穫は、Uさん、SIさんの行動力だ。Sさん、Kさんとともに、関心しきり。Uさんのスタミナと足の速さ。SIさんの沢3回目とは思えない対応力。今後の活躍がますます楽しみだ。男性陣3人でそんな話をしながら心地よい気分で山行を終える。
皆さん、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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