2016.10.15-16 奥美濃・中ツ又谷/沢登り
- 2016/10/21(Fri) -
奥美濃・中ツ又谷 報告
                                        
[日程] 2016年10月15日(土) ~ 2014年10月16日(日) *前夜発
[参加] 4名

[行程]10月15日(土)  07:00 仮眠地 → 中ツ又出合(570m) 08:15 → 10:15中ツ又右岸適地(680m)テント設営10:30→ 右岸尾根登高(923mピーク方面)→ 13:00 テント場(泊)

10月16日(日) テント場09:00 → 9:15 左岸支沢登高 10:00 → 12:15 中ツ又出合
     
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[報告]
中ツ又谷は岐阜県木曽川水系・揖斐川に注ぐ一級河川坂内川の支流のひとつ。揖斐川は河口付近で長良川と合流し伊勢湾へと水線が繋がっている。
昨年は福井県側の岩谷川から三周ヶ岳への藪漕ぎに圧倒されたが、今回の中ツ又谷は同じ両白山地にして、静かで穏やかな朗景に心癒された。

前夜大阪を出発。揖斐郡某所で仮眠をとったがかなり冷え込み、寒さのおかげで寝過ごすことなく起床できた。焚き火端での夕げに備えワインに日本酒、ウイスキーをザックに詰め込んだら夏用のペラペラシュラフしか入れられなかったことを少し後悔したが、最近の山行はシュラフすら持参しなくなってきているので、経験上死ぬことはないと開き直る(笑)。
中ツ又出合で沢支度をしながらあたりの紅葉具合を確認すると、目前に広がる景色は一面グリーン... 。
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今年は残暑が長かったのでもモミジはまだ青々としていたが、それはそれで美しかった。
右岸から入渓。両岸に生えるススキを眺めてようやく秋の実感がわいてきた。天気は良好、朝の光に照らされキラキラ輝く水面に心が洗われた。
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堰堤を4回巻いたが、難易度が徐々に上がるステップアップ堰堤で、3度目の高巻きでKリーダーからお助けが要るかと声がけいただく。難しくはないのかも知れないが、一年ぶりの沢靴の足裏感覚が心もとなく、落ちると10mはあるので有り難くスリングにすがって乗越した。
その後はひたすら穏やかな流れが続く。
Fさん、Hさんは「冷たい、寒い」との感想のようだったが、私は暑がりなので快適このうえない(笑)
所々翡翠色の美しい瀞が現れ、都度足が止まる。 見上げる空は雲ひとつない。こんなに申し分のない天気はどのくらいぶりだろう?
滝や淵が無く淡々とゆるやかに標高を上げる変化の無い流れだが、奥美濃らしいブナとミズナラの深い森に囲まれしみじみとした趣きのある沢である。
先を行くKさんが、イノシシやシカ、クマの痕跡を見つけては教えて下さった。
この山域は登山道のある山が少なく人の気配が少ないため、動物達が生き生きと暮らせるのだろう。
遡行しながら、沢においてのテント設営場所の選定について教わった。 焚き火は沢に近い川原で、テントは沢から高く少し離れた場所に張ることを前提に何ヵ所か候補地を見回り、最良の台地にBCを設営。
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落ち葉のグランドシートが良いクッションとなり良く眠れそうだ。
時間があるので右岸の森を探検することになった。 森と言ってもかなり急傾斜である。
灌木をつかみながら沢の上流方向にトラバースしていく。
沢靴で土の斜面のトラバースはかなりスリリングなトレーニングだった。恐らく無名ピーク923mの中腹あたりをピーク1012mへ向かい、切れ落ちた谷の手前で灌木を頼りに沢へクライムダウンしたように思う.... が、現在地確認を怠ったため詳細不明。せっかくの読図練習の機会を無にしたことが悔やまれる。

一旦沢からBCに戻ると、Kさんは翌日トレーニングできそうな場所を偵察にお出掛け。Fさんは食事の用意を始めて下さった。Hさんと私は焚火用の薪探し。 大きな倒木をノコギリで切断し、手分けして焚き火場へ運搬。ノコギリ仕事は不馴れなためすぐに腕が痛くなった。
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国土の7割が山である日本にあって、沢登りとは自然のインフラを大いに享受できる合理的で画期的な日本人ならではの登山スタイルだと理解した。
楽しいおしゃべりにお酒がすすみ、良い気分で就寝。シダを敷き詰めたテントは底冷えすることなくぐっすりと休めた。気温も昨夜ほど下がらなかったようで夏シュラフでも暑いくらいだった。

翌朝、ゆっくり後片付けを済ませて出発。
10分ほど下った支沢に入る。傾斜のある沢で一気に汗をかく。 Fさんの所見ではアイゼントレにちょうど良い場所とのこと。機会があれば雪がある時にアイゼンで登ってみたいと思う。
安全地帯でしばし休憩したあと、また穏やかな流れの中ツ又を下降し、往路同様に堰堤を巻き入渓地点へと戻った。
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時間に余裕があるのでロープの連結に有効なシートベンド、ダブルシートベンドノットのロープワークを練習して締めくくった。
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