2016.12.10 高田川栂谷/南紀・熊野川沢登り
平成28年12月10(土)前夜発/南紀・熊野川水系高田川栂谷(快晴)                        
参加者3名                                       
今回のポイント
①大滝はないが、長く続く美しいナメに感動。
②核心部のヤケベ岩は、見る者を圧倒。
③尾根を出たところにある烏帽子岩からの展望が、素晴らしい。帰りの登山道でルートから外れ、時間を費やす。

9日(金)20:00大阪~0:00仮眠場
10日(土)7:30栂ノ平橋(駐車地)~9:10ヤケベ嵓~10:45ガンガラ滝~11:35三俣~12:55稜線~13:40烏帽子岩~16:55栂ノ平橋
                  
「本当に来て良かった」これが率直な感想だ。
大阪市内から車で約4時間。これだけの時間を使うなら、信州方面に行きたいところだが、この時期に沢へ行くなら、やはり南を目指さなくてはならない。ということで、栂谷に決定した。

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前夜発で和歌山県新宮市の高田にとある場所で仮眠。2時20分就寝。
6時起床。準備を済ませ、栂ノ平橋まで移動。ここで装着し、入渓。天気は快晴。着込んでいることもあり寒くない。また足を水につけても、そんなに冷たく感じない。少し歩くとナメが現れる。ここから全長50m2段の緩やかなナメ滝になっている。夏なら滑り台にしたいところだが、近付くと 意外に傾斜がきつい。スリップに注意しながら歩く。
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時折現れる釜の水も美しく、こちらも夏なら飛び込みたいところだ。
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さらに進むと岩間2m。ここでザイルワークの為、ハーケン打ち、Uさん確保で岩を乗り越える。大岩が多く、乗り越し難しいところは、お助け紐を出す。
少し歩くとナメがまた現れる。全体的にゴーロ帯は少なく、飽きない。いい沢だ。歩いていても本当に楽しい。Uさん、Sさんも一緒の気持ちのようで、喜びがいっぱいの素敵な表情。
すると今度は、核心部のヤケベ嵒が、目の前に立ちはだかる。見事な岩壁だ!
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写真を何枚も撮ったあと、奥にあるナメ滝を登る。直登できるが、傾斜があるので、フリクションをきかせて進む。さらにナメは続く。「どこまでわれわれを満足させてくれるのだろう」足取りは軽く、いい沢に出会えたことにまたまた喜びを感じる。ただナメはスリップしやすく、特に落ち葉があるとさらに危ないので、慎重に歩く。
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途中巻き過ぎてやや高度を上げたので、練習も兼ねて懸垂下降をする。
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さらにナメが続き、老杉を越えたところに、ガンガラ滝が現れる。
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ここは、安全の為にザイルを出し、右側を巻く。
そして杣道がでてくるが、ここを歩いていると、途中で道が不明瞭になり、上まで行き過ぎてしまった。ここは、懸垂下降をする。さらに歩くと三俣に辿りつく。これまでほとんど風はなく、寒さは感じず、むしろ歩き始めると暑くなった。冬型で寒くなる予報であったが、沢の中では、12月を感じなかった。
三俣は右の沢に入るが、トラロープがついている右側を巻く。ここにもナメがあり続くが、スリップしやすいので、慎重に歩く。やがて水量も少なくなり、大岩を通過し、しばらくすると、水も涸れる。さらに進むと稜線に出る。ここからは登山道なので、沢靴からスニーカーに履き替える。じっとしていると、陽が射していても、さすがに稜線付近は寒い。ただ、風は強くない。再び、烏帽子岩を目指し歩く。岩が見えるとザックを置いて、足取り軽く、すぐに岩に向かう。梯子を登り、岩上に。
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見ると快晴の空に紀伊半島南部の山々、熊野灘がくっきり。最高の気分。単なる登山道ではなく、沢登りでやって来たことに喜びもひとしお。2人の素晴らしい笑顔を見ると私もさらに元気になる。
また、予想外のことに風はなく、岩の上はぽかぽか。南紀の太陽を浴びながら、ここで寝てしまいたい気持ちになる。
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下山するとすぐに、急な下りとなる。赤テープは、頻繁についてあり、道もしかっりしている。ところが、途中傾斜のきつい岩場を下るのを避けようと尾根よりやや左に下っていくと、テープがなくなる。
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少し不安になるが、やがて色 の違うテープが出てくる。道はしっかりしているものの、どうも登山道から離れたようだ。ただ向かっている方向は一緒なので、いずれ合流するはず・・・
さらに進むと石垣がたくさん出てくる。昔、集落があったようだ。ここで迷うが、地形図を見るとこの周辺の沢は、高田川に流れ込んでいるので、沢をくだれば、たどり着く。幸い、沢沿いにはしっかりした杣道がついている。沢に入ったり、杣道が崩壊していて、いやらしい所もあったものの、注意しながら、通過。日の入りが近付いており、暗くなるまでには、戻りたい。皆、必死で歩く。道はしっかりしているのでスピードは落ちない。そして、2人が、「道が見える」と叫んだところが登山口であった。皆で大喜び。無事に終わることができた。

山遊楽会の会報(1998~2010年)によれば、12月に沢たびによる沢登りは、2001年12月8~9日に奥美濃・揖斐川赤谷(途中撤退)の1回のみ。今回はこの記録を抜き、最遅となった。
企画前は、正直、参加者はないかもしれないと思っていたが、Uさん、Sさんが参加表明してくれた。2人とは、奥美濃の前谷川以来の沢での再会となるが、この時以上に印象に残る沢登りとなった。
私の中では、今年の沢登りの中では、初河谷に次ぎ2番目にいい沢となり、「沢納め」をいい形で終えることが出来た。

「12月にもかかわらず、参加してくれた2人は、本当に感謝。参加がなければ、この感動を味わえなかったし、12月に沢登りが出来ることを体験できなかった。
来年も師走、さらには、1月の沢登りもやってみたい」
山遊楽会・沢遊楽部会員ナンバー0番のHは、そうつぶやきながら、すでに心は来年の沢企画を練っているのでした。
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