2017.06.24 小川山クライミング
- 2017/07/05(Wed) -
奥秩父・小川山 岩トレ
[日程] 2017年6月24日(土)前夜発 
[参加] 4名

[行程] 6月23日(金)20:40 四ツ橋 → 中央道某所(仮眠)
     6月24日(土)8:30廻り平キャンプ場 → ガマルート → 春の戻り雪ルート → 16:30キャンプ場(泊)
     6月25日(日)8:30 廻り平キャンプ場 → 帰阪

[報告]
小川山は東端の雲取山から続く奥秩父山塊の主脈の西端に位置する標高2418mの山。秩父古生層、小仏層、これらに貫入した花崗岩、安山岩などで形成されており、 1980年頃よりルートが開拓され「日本のヨセミテ」と言われている。

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前夜大阪市内に集合、中央道の某SAの片隅で3時間ほどの仮眠後、長野県川上村を目指す。
小川山のクライミングエリアの南東にある廻り平キャンプ場は白樺と唐松の森に囲まれ、新緑とキャンプサイトの芝が青々と美しかった。
小川山には40ヶ所以上のクライミングエリアに数えきれないほどのルートがあるが、師匠いわく我々が登れるルートは数えるほどのようだ(笑)。
今回はデシマルグレード5.8レベルのルートを選定してくださりトポ図を片手に予定のガマルートへと歩きだした。 取付はテントサイト中央の林道を南に向かい、車止めのチェーンを10分ほど過ぎた2つめのケルンを右上する。すでに何パーティーかがトップロープでトレーニングしており賑やかだった。
M、Hは小川山が初めてであると同時にまともなスラブを登った経験がないため、細かなフットスタンスを足指で探しながら登る方法について説明を受け、数回トップロープで練習することとなった。
Kさんが率先して左端のルートにロープをセットしに登るのをぼーっと見学していると、「登ってみる?」とOさんにたずねられた。よく分からないが緩傾斜であるのとOさんの確保なら何かあっても下から指導がもらえるだろうと安請け合いしてやや中央よりを登り出す。
20mほどのルート上にボルトは3本。スラブなのでハンドホールドはないが、登り出しは分かり易いフットホールドばかりで順調に思えた。ところが2ピン目以降は傾斜が強くなるばかりか、岩の凹凸もほとんどなくなってしまいにわかに行き詰まる。「のぼれませーん」と2、3度振り返って嘆いてみるが、「大丈夫、足で細かいスタンスを探して」と励まされ、初めての足裏感覚にビビりながらもそろりそろりと終了点へ向かった。実力を過信するのもよろしくないが、恐怖心ばかりが先に立って諦めグセがあるのも考えものである。
終了点で無事にトップロープをセットし、各自数回練習してからようやくマルチピッチで先へ進みだす。

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オーダーは私達二人、今までは熟練者と組むことが当たり前だったが、そろそろ自立して登るようにとの親心か...? まだ巣立ちたくない2名ではあるが、何とか協力して登ろうと気を引き締めて(諦めて)支点を構築する。

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いつになく慎重にお互いの装備を確認すると2ピッチ目Mさんリード。ルンゼからスラブに左上する出だしが核心に思えた。何とか1ピンを取ってからは順調にザイルが流れスムーズに終了点へ。

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3ピッチ目Hリード。先行のKさんのルートをトレースしようとするが、難しかったらしく避けるよう指示があり、中央ルートの左を登り立木でピッチを切る。
4ピッチ目は土の斜面のため、Mさんを先頭にコンテで進む。
5ピッチ目Hリード、3mほどのリッジを越え、一旦右上し適当な岩を越える短いルート。唯一スラブではなくいつものムーブで登れる容易な箇所で安堵した。
6ピッチ目Mさんリード。狙ったわけではないがガマルート一番の核心が自分でなくて良かった(笑)。先行のKさんの親心で、核心部にテープスリングを残置しておいてくださったので、2人仲良くA0した。
7ピッチ目Hリード。視界が一気に広がり高度感万点の楽しい登りだった。
終了点からは50mの垂壁を懸垂下降するのだが、全員でバックアップのセットの方法を再確認してから順に下降した。ついつい簡易で下降する習慣になっていたが、これほどの距離を下りるためには念には念を入れなければと再認識した。
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着地点から左方向の踏み跡を10分程度歩いてガマスラブの取付で昼食をとり、休憩もそこそこに次のルートへ向かう。
春の戻り雪へは林道をキャンプサイト方面に5分ほど戻った、車止近くのケルンが目印である。
沢状地形を進み堰堤を2つ巻いて3つ目の堰堤手前の斜面を右上したところが取付。
全3ピッチの短いルートだが、難易度の高いところの安全性を鑑みてOさんから4ピッチに分けて登攀するよう指示があった。
1ピッチ目Hリード。グレードは5.8とガマルートと同じだったが、1ピッチ目から先行リードのKさんが難しい、怖いと言って登って行くのを見て一気に不安になった。 出だし2mがいきなり核心で連続するボルト2本ともがっつりA0して越えようとしたが、2ピン目の先は果てしなくランナウトしており進む勇気が出ない...。 すべきでないと分かっているものの恐怖心に負けて左ルートのピンにZクリップしてしまい余計登りづらくなってしまった。 なんとか支点の取れるところまでたどり着き心から安堵した。

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2ピッチ目Mさんリード。1mほどの垂壁を右に回り込むルートでビレイ点から目視で確認できないが、かなり困難な様子でOさん、Kさんがしきりに核心の越え方を指示しているのが聞こえてくる。
しばらくザイルの流れが止まっていたが「落ちるかも知らんから頼むよ!」と意を決したコールがあったが、さすがはMさん!その後すぐザイルが延びだし無事に突破した模様。 その後同じ場所で私が「落ちるかも」と連呼したのは言うまでもない(笑)。頼もしいMさんのリードに感謝感謝。
精神的にかなり疲弊していたので残り3、4ピッチは先行のOさんにザイルを連結して登らせてもらった。
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終了点からは登ったルートを懸垂で下降するのだが、連続して懸垂した経験がなかったので連続懸垂の支点構築を教わる。 不安定なテラスに長く留まらず、安全かつ素早く下降することも登ることと同じくらい大切である。 機会があれば近郊の岩場でも練習しようと思った。
あっという間にテントサイトへ帰還し、周りの岸壁を眺めながら焚火を囲んで夕食を取る。

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天気の予報が悪く、翌日予定しているセレクションはどうやら雨で登れなさそうだと判明したが、来年また来る良い口実ができたとしよう。

今回Mさんとツルベで登れたことは貴重な良いに体験になったと思う。今まで組んで登ったことはなかったが、ずっと一緒にトレーニングをしてきた中での信頼感が大きく役立った一日だった。
わずかずつでも確実に安全に経験を積み重ねたいと思う。




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