Entries

2018.05.26-27 谷川岳 烏帽子沢奥壁南稜 アルパインクライミング

谷川岳 烏帽子沢奥壁南稜 アルパインクライミング
参加者5名

谷川岳は群馬県に位置し遠く、「遭難死者が世界一多い山」と知られ800名近くの人が命を落としてきた山であります。気象条件が厳しく天気がコロコロ変わり、切り立った山肌に絶えず雪崩が発生し雪崩で磨かれたスラブが存在する山で、怖くて手が出せない山域ではありましたがアルパインクライミングを目指すものは一度は登っておきたい山でもありました。
5月の末は雪渓が一番安定しておりアプローチの危険のリスクが少ない事からこの日に設定しました。

大阪から現地までゆっくり運転して10時間、クライミングは12時間かかるルートです。私達のレベルでは途中ビバーグは余儀なく必要とされる計画でありました。

b-2018.05.26-27 谷川岳 029




21時大阪を出発し、現地に着くのは5時か6時か、仮眠をどうしようかと考えながら進む。結局運転を交代しながらひたすら走り続け4時に現地に着いた。こんなに早く着いたら迷う事はない、全員の体調を確認し急遽日帰り体制に変更し荷物を極力減らした。

4時45分出発、曇天であったが天気がよくなる予報だ。林道を1時間歩きマチガ沢を見る。
後で知った事ですが。(この日、マチガ沢で雪崩が発生し3名が巻き込まれ重体だとニュースで見ました)
b-2018.05.26-27 谷川岳 010


一ノ倉沢で絶景に出会う。
b-2018.05.26-27 谷川岳 015



出合で登攀準備をしてアイゼンを付ける。眼の前の一ノ倉沢が圧倒的に迫ってきて切り立った岩峰が広がり威圧感と恐怖を覚えた。衝立岩、滝沢第三スラブ、通称「三スラ」、コップ状岩壁など今まで本で読んだ伝説の場所がはっきり見えた。遥か頭上に烏帽子岩も見えるが簡単そうにはまるで見えない。
b-2018.05.26-27 谷川岳 023


b-2018.05.26-27 谷川岳 029



雪渓をこなしテールリッジに取り付く、荷物を極力減らすためアイゼンはここにデポしていく。
b-IMGP6992.jpg


いよいよスラブの岩峰が始まる。アプローチシューズで歩く、フクリションはよく効くが思った以上に岩が立っておりフリーなので怖い。
b-2018.05.26-27 谷川岳 033


ロープがフックスされているが切れかかっている物も多く信用出来ない。Ⅲ級グレードを荷物を担ぎフリーで登って行く。
b-IMGP6996.jpg


b-2018.05.26-27 谷川岳 045


テールリッジが終了すると南稜テラスまで奥壁基部のトラバースが始まる。失敗すると谷底まで真っ逆さまに落ちてしまう。
b-IMGP7003.jpg



安全を期してロープをフッイクスする、2ピッチ。
テラス手前でピンが無く、ハーケンを打ち確保した。
b-2018.05.26-27 谷川岳 053


横を見ると中央稜、数名登っているのが見えました。
b-2018.05.26-27 谷川岳 058


8時20分南稜テラス着。さらに荷物を軽くするためここに荷物を置いていく。準備をしているとガイドさんとお客さん1名が来たので先に行って貰う。
9時10分 2パーティーに分かれで晴天の中登攀開始。
1P ロープが屈曲するのでランニングをあまり取らずに進む 核心のⅣ チムニー
b-IMGP7011.jpg


2P 途中から左にトラバースをするのを忘れて直登しかけヒヤリとする。25mⅢ+
b-IMGP7014.jpg



3P 40mの草付き Ⅰ

4P 岩が立ってきた、ハングを左から巻いて回り込む。20mⅢ+

5P 4ピッチ目を早く切りすぎたのでOさんが10m先行 Ⅲ

6P 高感度のある馬ノ背に突入 背後に一ノ倉沢が広がる 30mⅢ
b-2018.05.26-27 谷川岳 063


7P カンテからクラックに乗り移る Ⅳ
b-2018.05.26-27 谷川岳 070


8P いよいよ最後の難関垂直のフェース 20mⅤ
b-IMGP7021.jpg


b-2018.05.26-27 谷川岳 074


12時 南稜終了。
ここから連続懸垂下降が始まる。各パーティーに分かれ懸垂開始、1回目は6ルンゼのチムニーに下降するが、途中空中懸垂でしかも次の終了点が分からずかなり慎重に下降した。
b-IMGP7026.jpg


b-2018.05.26-27 谷川岳 079



2回目からほどなくルートが分かり、後はセットして下降して回収しての繰り返し。
b-IMGP7030.jpg


6回かけて南稜テラスに戻る。14時15分。
b-2018.05.26-27 谷川岳 086


まだまだ安心は出来ない、下降も安全を期してロープを次々に張っていく。テールリッジのフックス部まで5~6回フックスを張った。Ⅲ級岩場の下降も怖かった。
b-2018.05.26-27 谷川岳 088


ようやく雪渓まで戻り17時出合まで帰って来てほっとした。
b-2018.05.26-27 谷川岳 091


18時30分車まで戻る。一睡もしないのに全員元気だった。

遭難脾を見学、日本一のモグラ駅として有名な土合駅を見学。
b-2018.05.26-27 谷川岳 102


b-2018.05.26-27 谷川岳 104

谷川温泉で汗を流し
コンビニで買い出し、道の駅で今回の成功を祝してビールで乾杯をした。
翌朝早朝に帰阪しました。
関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://safuran123.blog16.fc2.com/tb.php/683-7520d33c

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する