Entries

2018.06.02-03 西穂高岳

参加者 3名
6月2日 晴時々曇り 西穂高口(2,150m) 9:30 - 西穂山荘(2,367m) 11:20
6月3日 晴のち曇り 西穂山荘(2,367m)6:05- 丸山6:30 – 独標11峰(2,701m) 7:30 - ピラミッドピーク8峰8:25 - チャンピオンピーク4峰8:50 - 西穂高岳1峰(2,909m)9:35 – 10:05出発-独標11:40 – 西穂山荘12:45 – 西穂高口14:20

b-西穂高岳2018年6月_180613_0005


残雪の美しいアルプスを眺めたくて、稜線上に雪がない時期で梅雨入り直前の晴天を狙って西穂高岳登頂を計画した。お天気に恵まれ予想以上の素晴らしいアルプスのパノラマを満喫出来ました。
西穂高岳へは新穂高ロープウェイを利用してアクセスが容易で山荘もあり、土日でアルプスを楽しむにはちょうど良いコースです。初日に西穂高に登頂し、翌日は上高地に下山する計画でしたが、初日は稜線にガスがかかり思わしくなく、翌日は晴天が期待できるので、上高地に下山は諦めました。

大阪を午後8時20分頃出発。中部縦貫道の高山西ICを出たところの道の駅に深夜12時半に到着し仮眠。
翌朝6時出発し新穂高無料駐車場に7時半に到着した。この時期登山者は少なく、無料駐車場はガラ空きでした。予定通り8時半の始発に乗り、鍋平で第二ロープウェイに乗り換える。あっという間に標高2,150mに上がり、錫杖・笠ヶ岳に連なる山々、槍・穂高の峰々、焼岳、乗鞍岳、遥か彼方に白山が望まれた。展望台で高度に体を慣らすためしばし景色を堪能。お天気は良好だが、残念ながら山の稜線には雲がかかって穂高の稜線も見え隠れしていた。ロープウェイ駅の出口で山行計画を提出、岐阜県の係の方から遭難者がでて捜索しているのでくれぐれも気を付けてと声掛けされた。5月20日に単独の70代の男性が行方不明になっており、今日は西穂山荘の西側を重点に捜索するそうだ。
9時半出発、千石平園地は、残雪の窪みにミズバショウにフキノトウが咲いていて清々しい春を感じられた。登山道は雪がないが徐々に残雪が出てくる。概ね夏道で登っていく。雪はシャーベット状で滑りやすく気が抜けない。時折漂うシラビソの甘い香りに癒される。1時間程登ったところで休憩。捜索のヘリがブンブンと遠く近くを飛んでいる。後ろから韓国からのツアー登山者が登ってくる。80名程の団体とのこと。4本爪アイゼンをつけてとても賑やかだ。重たい雪の急登を抜きつ抜かれつし山荘に到着。静かな山登りを期待していたが、捜索ヘリやツアー団体に遭遇で疲れてしまった。高度で体調がイマイチだし、登頂は明日の晴天を期待して早々に山荘でまったりすることにした。夕陽が霞沢岳をシルエットにして山は静かに暮れていった。

翌朝は予想通り雲一つない快晴だ。思ったほど寒くない。6時過ぎに出発し、ごろごろ石の登山道をゆっくり登っていく。視界が開け丸山からは錫杖から双六岳への稜線がくっきり青空に輝いている。目を上げれば西穂への峰々が厳しい姿で聳えている。丸山からはガレの斜面をつづれ折れに登っていく。独標の基部からは岩場となるため、ストックをザックにしまい3点確保で登る。先行している元気いっぱいのHさんが独標のすぐ下の岩場から手を振っている。笑顔に励まされて独標に到着。独標から見るピラミッドピークがとてもカッコイイ。ここより上高地側が見下ろされる。雄大な穂高連峰の稜線から雪渓を目で追うと岳沢小屋の赤い屋根が急斜面の裾に小さく光っていた。独標には11峰と白ペンキで岩に書かれていた。西穂高岳ピークが1峰で、ピークまで11も大小ピークを越えていくのだ。独標から急な下り。ヘルメットを被り、気を引き締める。日陰の岩はとても冷たく指先が痺れてくる。夢中で岩場を登り降り、気が付けば8峰ピラミッドピークだ。独標がもう下方に見える。高度があがるにつれ吐く息が白くなる。後方のパーティと抜きつ抜かれつ前後になりながら登っていく。4峰チャンピオンピークまで来ると本峰がもう間近に見える。上から下ってくるガイドパーティとすれ違った。ガイドパーティはコンテでお客さん4名、ガイドが前後についていた。落ち着きはらったイケメンガイドにしばしうっとり。いやいやピークはもう少し先、がんばらねば。本峰取り付き付近の雪渓のトラバースを心配していたが、すっかり溶けて雪はまったくなかった。本峰直下の岩場は少しバランスのいる岩場だが、ルート取りを間違わなければ難しくない。慎重に登って3人同時にピークを踏み登頂を喜びあった。空は宇宙を思わせるような青色で、雪をかぶった峰々がはるか彼方まで見渡せた。この景色が見たかったのだ。目の前の穂高ジャンダルムから北穂、槍から西鎌尾根に連なる峰々、遠く立山まで望めた。Hさんから、あれがコブ尾根、あれが畳岩、あれがトリコニーでそのうえの雪田でテントを張ってとバリエーションルートを解説してくれた。途方無く嶮しいルートにバリエーションの厳しさがうかがわれた。充分アルプスのパノラマを楽しんで下山。目の前に焼岳、その向こうに乗鞍岳がデンと大きな姿を見せている。だが景色を見ていては降れない。足元に気を配って下山も慎重に登り下りを繰り返す。独標につけば核心部は終わり、ほっとした。独標からのガレ場をぐんぐん下る、逆に気温はぐんぐん上がり照りつける日差しがきつい。丸山まで戻ってくるとまたもや韓国人ツアーで人だかりだった。少し離れた静かなところで休憩し水分と行動食でエネルギー補給。山荘に着くと、コーラで喉を潤し荷物をまとめアイゼンの準備をして出発。雪は昨日よりもかなり溶けていたが、急な下りのところでアイゼンを着けて快適に下った。気が付けば今日はヘリの音がしない。発見されたのだろうか。雪も少なくなったところでアイゼンをはずし、蒸れるような新緑の山道をロープウェイ駅へ下山した。素晴らしい天気に恵まれ、楽しいメンバーに恵まれ、忘れられない登山となった。


b-西穂高岳2018年6月_180613_0002


b-西穂高岳2018年6月_180613_0004


b-西穂高岳2018年6月_180613_0010


b-西穂高岳2018年6月_180613_0011


b-西穂高岳2018年6月_180613_0012


b-西穂高岳2018年6月_180613_0013


b-西穂高岳2018年6月_180613_0016


b-西穂高岳2018年6月_180613_0017


b-西穂高岳2018年6月_180613_0018
関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://safuran123.blog16.fc2.com/tb.php/688-c6acdc27

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する