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2018.12.29-31 赤岳西壁主稜・石尊稜・ジョウゴ沢アイスクライミング

年末の南八ヶ岳へ5名で行ってきました。
低温でカメラが動作せず、いい写真が撮れませんでした。

12/29 赤岳山荘~赤岳鉱泉~ジョウゴ沢 F1 F2 ~赤岳鉱泉
12/30 赤岳主稜・石尊稜組に分かれる
12/31 赤岳鉱泉~赤岳山荘

a-2018.12.29-31 赤岳主稜 011




出発前、天気予報を確認するもあまりよくないが南八ヶ岳なら何なりと楽しめるので出発する事とした。
12/28 21時30分 大阪出発、一気に車を走らせ美濃戸口に着く。幸いにも赤岳山荘に続く林道には積雪がないので車を入れる。時より車の底を擦りながらも赤岳山荘に到着。車中泊となった。

12/29 7時30分歩きだし。雪は少ない、20キロを超える荷物を担ぎ9時50分赤岳鉱泉着。
a-2018.12.29-31 赤岳主稜 002


赤岳鉱泉には殆ど積雪は無い、また名物のアイスキャディーは6割程度の出来で、今年の暖冬を窺わせた。到着が早かったのでいい場所に6テンを張る事が出来た。2日目の天気予報が良くないので初日に登攀実行を考えていたが時間的に無理だと判断、本日はジョウゴ沢に行くことにした。12時、ジョウゴ沢着。F1の氷結状態は完全とは言えないがアイスクライミング練習には十分だった。バイルの使い方、アイススクリューの打ち方などを練習し、トップロープで練習。引き続きF2を各自登る。
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a-2018.12.29-31 赤岳主稜 011


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いつもながらとにかく寒い、全員辛そうだ。10.5mmのロープは固くなり扱い辛い。
人も増え、皆疲れて来たのでF2から懸垂下降で本日の工程を終了し、16時テント場に戻る。

a-2018.12.29-31 赤岳主稜 015

お酒もほどほどにし前日の睡眠不足もあり、19時就寝。深々と寒さが募る夜だった。
 

12/30 テントの中で辛うじて電波が繋がり、ヤマテン情報を入手出来た。
赤岳6時の天気予報は、晴れのち霧。気温マイナス19度。西北西の風、風速22mとかなり厳しい条件だった。登攀は無理だと思っていたがひとまず取り付きまで行ってみようと3時起床、5時出発。文三郎の急登を登り6時すぎ、取り付き付近に着くが霧で視界が悪く、判断しにくい。探していると空が少し明るくなり視界が広がり、風もなく登攀可能と判断し実行に移す、取り付きまでの谷のトラバースに入る。普段ここは滑落の危険がある場所、本来ならロープで確保をするが今日は積雪がなくステップを切ればフリーで渡れそうなのでロープを出さずに60mのトラバースに入る。取り付き本日一番乗り。準備をしていると、すぐガイドがお客2名を連れて先に登ってしまう。Fさんが1P目の核心をリード。
足の置き場も少なくホールドも無いので最初から厳しいが、アックスを上部に打ち込み半ば力任せに登っていく。15m先のピナクルで確保をする。気温が低く体を震わせながらもHさんも華麗なクライミングで登って行く。
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後ろを振り向くと10名ほどが次々にやって来る。2P目はHさん。後続がどんどん来るので出来るだけロープを伸ばすようしたが、ロープが屈曲しかなり苦戦しているようだった。風でコールも聞こえず状態が分からず、テラスに人が溢れきた。確保点が無く、ダブルロープが重く、寒そうだ。手がかじかみ女性にはかなり辛いと思った。カラビナを開ける事も辛く、ルベルソにロープをかける簡単な作業も辛い。恐らくここまでの厳しい条件は初めてだろうと感じたが上手くクリアしていく。間髪入れずに後続を離す為に、再度Hさんがリード。3P目は直線的なルートでなんとかクリア。


4P目Fさんリード。ランニングを取る箇所もなく、確保点も無い状況。
小岩で確保点を作成。

とにかく寒い、雪稜はコンテで進む。眼鏡が凍り、まつ毛が凍り、前が見えない。メガネを外し行動する事にする。
5ピッチ目Fさんリード。出だしの3mが悪い。声援を送り突破・・・・
20分たっただろうか?確保をしていて寒くて震えが止まらない。状況が分からない。
確認すると、なるほど、上部岩壁の核心のチムニーも継続して登っていたのだった。
風も強くなり、早く終了したい気持ちが全員高まってきた、Tが交代でリードし、最後はコンテで12時、山頂に抜けた。
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あまりの寒さにカメラも故障し記録が撮れなったのは残念。閉鎖された頂上小屋横で食事を取り、山頂で記念撮影をして早々に地蔵尾根にて下山していく。
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13時30分、行者小屋。ようやく安堵の気持ちでゆっくり休憩をしていたら石尊稜組から無線が入った。
石尊稜組の写真
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まだ稜線近くにいるようだったので先に失礼しテントに戻りお茶を飲む事にした。
14時20分赤岳鉱泉に戻る。それから一時間後には石尊稜組も帰って来た。
今年最後の登攀を無事終了出来た事に感謝をし、ビールで乾杯をした。
全員ご満悦だった。赤岳鉱泉にて宮原ファミリーと出合う。

赤岳主稜 7ピッチ
石尊稜 7ピッチ
  
気温、風、厚手の手袋、ランニングが取れない、明確な終了点が無い、ロープさばきが大変等々、高所の冬山ならではの困難な所は沢山ありましたが、各自自分の役割を果たし、いい結果を出させたのは日頃のトレーニングがあっての事だと実感しました。

12/31 予定ではジョウゴ沢から硫黄岳に抜けるつもりでしたが、体力的にも時間的にもかなり厳しいと判断し、早朝から下山する事にしました。
6時40分下山開始、8時10分赤岳山荘、9時美濃戸口で入浴、16時帰阪。
大晦日と言う事もあり、赤岳山荘、美濃戸口共、登山口の駐車場は満車でした。


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